本格的にフィギュアスケートのシーズンが始まりました

今週からフィギュアスケート、グランプリシリーズが開幕しました。アメリカ・カナダ・フィンランド・日本・ロシア・フランスと6つの地域で各試合が行われ、2つずつ出場が可能。その結果、上位6選手(6ペア)がグランプリファイナルに進出することができます。

第1戦はスケートアメリカが開催されましたが、男子シングルスでは私が応援しているアメリカのネイサン・チェン選手が優勝しました。

19歳のチェン選手はアクセルジャンプをのぞく5種類の4回転を跳ぶことが出来る選手で、フリープログラムでは昨シーズン8つのジャンプのうち6つの4回転ジャンプを成功させた選手です。

平昌オリンピックではショートプログラムの失敗で出遅れ総合5位という結果に終わりましたが、グランプリファイナル・世界選手権を制しました。

ますます表現力が磨かれ、期待が高まります

チェン選手の演技には4回転ジャンプに注目が集まりがちですが、実は芸術面でも優れている選手です。幼いころからバレエを習っており、所作も美しくステップでは独創的な振り付けも魅力的です。

チェン選手はこの秋から名門のイエール大学に進学し、これまでの練習拠点から大学内のスケート場での練習に励んできました。コーチとも離れ、1人で練習を行っていることも多いようです。

家族とも離れ1人暮らしをして生活環境も変わり、学業との両立も難しくなるので今シーズンは昨シーズンのような好成績は収められないのでは?と心配していました。

先日行われたジャパンオープンでも体調を崩して精彩を欠いた演技だったので今回のスケートアメリカでも覚悟をして見ていました。

ですが、心配をよそに2位の選手に40点差をつける得点で昨年に続き2連覇。しかも、今シーズンからルール変更があったため世界歴代最高得点がリセットされましたがチェン選手はスケートアメリカで世界最高得点を叩き出しました。

ショートプログラムでは4回転ジャンプが回転不足となったものの、フリープログラムではほぼノーミスの圧巻の演技を見せてくれました。心配どころかさらに進化した表現力を見せてくれ、ますますファンになってしまいました。

ショートプログラムでは楽しそうなアップテンポな曲、フリープログラムではしっとりとした曲調で男性らしさを表現し演技力の幅の広さを感じました。

シーズン序盤なのでチェン選手にとってはジャンプの難易度は低いものですがそれでも仕上がりが早くシーズン終盤に向けて期待が高まる内容だったと思います。